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徒然なるままに

最近のコト。

同人ゲームを作る日々です。そして、一時的にオタクは辞めました。正確には辞めたというよりは、時間がないし"お金を使って楽しさを買うオタ活"から"創作系のオタ活"にシフトした感じかな。

久しぶりに会った友達とかに「忙しそう」って言われるけど、忙しいは忙しいけど、すごく充実している日々を送っていると思う。一人じゃ作れない作品をみんなで作るのが楽しい。もともとアイドル現場に通っていたころ客席の一体感が好きだったんだけど、ほかの人と一緒に何かを作りあげることが好きなのかなと思う。

ゲーム制作や曲作りは楽しいことばかりじゃなくて、個人ワークは割と苦痛だったりもする。作曲や編曲してると、良い曲なのかダメな曲なのかわからなくなるし、正解がわからないですっごく悩んだりもする。でも、その曲に歌詞が付いて、歌が付くと「あ、良い曲になった」と感じたりする。ゲームだと声優の声が入って、スクリプトに組み込んでもらって、ゲームの画面としてやってみると「お!面白いかも!」ってなったりする。

収録の時に思ったけど、声優さんってすごいと思う。文字だけだと読み手によって捉え方が変わるような台詞でも、感情をのせて台詞を読むことで、伝えたい事が伝わる台詞になる。自分は声優について詳しくなかったけど、キャラに合う声の質感に加えて演技力の大切さを感じた。声優さんは絵師のりんごさんが声の質感、シナリオのなげきさんが演技面にこだわりを持って選んでるので、収録の段階だと「キャラにぴったりだ!」ってなるよね。

 

 僕の仕事は"曲作り"と"シナリオ"、"デザイン"、"人集め"……それと"細かい雑用"と言う感じで、やることは多かったと思うし、まだやることはたくさんある。

"人集め"が個人のスキルの問題よりも難しかった。声優さん含めて"外注"は僕や僕の知り合いの伝手が多い。当たり前だけど、外注さんにはお金を払うわけで独断で選ぶことなんてできない。自分に出来ることは「この人、こういうスキルがあって、この予算で頼めます」と言う事を伝えて、ポートフォリオや実績サンプルを提示して、周りの人に判断をしてもらうプレゼンテーションをすることぐらい。

その結果、依頼してる人たちは本当に仕事において本当に信頼できる人たちに頼めてると思う。そして、僕たちのやり方ですごく迷惑をかけてる人たちだと思う。短納期で要求したり、素材提供が遅かったり、追加要求だったり"迷惑なクライアント"だと思うんだけど、相手も自分たちも根がクリエイターだから最終的に「良い作品を作りましょう」と言う着地点に辿り着く。そして多くの無茶ぶりに答えてくれる"良い納品物"が届いて、頼んでよかった感謝の気持ちと無理な要求を頼んだ罪悪感が生まれたり。

 

そんな感じで、いろんな事があるし、忙しいし遊ぶ時間がないけど、充実して楽しい時間を過ごしてます。早く作品が届けられるように頑張ります。